リスティング広告の掲載順位の決まり方

上位表示させてCPAの抑制も。掲載順位向上は必須

リスティング広告(検索連動型広告)はYahoo! Google の検索結果画面の自然検索の上部と下部に表示されますが、表示位置によって結果が大きく左右されるため、やはり上位で広告表示をさせたいところです。

上位表示させるには高額のクリック単価・広告費が必要だろう。。と思いがちですが、むしろその逆で、掲載順位向上の施策を行うことでクリック単価を下げることができ、結果としてCPA(成果獲得単価)を下げることもできるのです。

そんな良いこと尽くめの施策を行うには、まずは広告の掲載順位がどのように決まるかを知る必要があります。

広告掲載順位は「品質×入札価格」で決まる

広告掲載順位は「キーワード品質×入札価格」によって導きだされる「広告ランク」によって決定されます。
「キーワード品質」とは、そのキーワードがどれくらいクリックされているか、つまりクリック率で決まります。
ただ、クリック率はキーワードだけで決まるものではなく、広告文や広告文との整合性などでも決まるため、「キーワード」と「広告」の品質と考えるほうが正しいと思います。

このキーワード品質はYahoo!では「品質インデックス」、Googleでは「品質スコア」と呼ばれ、10段階の指標となります。

その品質の10段階の数字に入札価格をかけた合計が下記の図の通り「広告ランク」となり、その広告ランクで掲載順位が決定します。

上記の図をみると「広告主B」は入札価格を60円にしていますが、キーワード品質が低いため入札価格40円の「広告主A」よりも広告ランクが低くなり掲載順位が2位となっています。

これが前述した、「クリック単価を下げることができ、結果としてCPA(成果獲得単価)を下げることもできる」という仕組みです。
品質を改善することで、クリック単価を¥100~¥300以上抑えることができることもあり、非常にお得な改善です。

「品質」の決定要素

前述のようにCPA(成果獲得単価)を左右する「品質」ですが、これを改善するためには品質を決定する要素を知る必要があります。
冒頭で少し触れていますが、下記が主要な要素となります。

・キーワードと広告のクリック率
・キーワードと広告の整合性
・キーワードとリンク先ページの整合性
・キーワードと検索クエリとリンク先ページの整合性

品質を向上させるためには、これらの要素をしっかりと押さえた広告構成・設計が必要となります。

このように、広告掲載順位の決まり方をしっかりと認識しておくことで、効果的な広告構成・設計および改善が可能となり、効果向上にも大きく影響してきます。

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